株式会社Ciamo(発表当時はciamo)
代表取締役
古賀碧
熊本県
- 第6回DBJ女性新ビジネスプランコンペティション
- プロダクト
- 6次産業
事業概要
球磨焼酎粕で培養可能な光合成細菌を活用したビジネス
~焼酎粕を宝に!作物の付加価値を高めるだけでなく、環境問題の解決に貢献します~
PROFILE
崇城大学生物生命学部応用生命科学科大学院 在学中。学部2年次に、国内外の人にもっと地方の魅力を発信したいと感じ、地場資源を商品化する事業を開始。翌年、球磨焼酎と熊本県産の果物を使ったリキュール「ごくりくま」を全国に販売。その活動を通じて焼酎蔵の課題を知り、自分の専門性が役に立つと考え、本事業を立ち上げる。
現在、メディア出演、講演会を通し、微生物資材の認知度向上をはかり、社会全体が“環境問題”を理解する土台構築に取り組んでいる。NEDO TCP2016「優秀賞」、第13回 キャンパスベンチャーグランプリ全国大会「文部科学大臣賞」等を受賞。
ビジネスモデル
農水畜産業や医薬品、環境・エネルギーなど様々な分野で利用される光合成細菌は、田んぼや沼など私たちの身近に存在しているが、高価であることが課題であった。本事業は球磨焼酎粕を使い、この課題を解決するものである。現状、焼酎粕は、8,000円/1tのコストをかけ蔵元が処理しているが、本事業で、焼酎粕で培養可能な光合成細菌を、大量に培養するためのキットの研究開発・販売を行い、焼酎粕の付加価値を高め、“宝”に変えることで、蔵元の負担を減らし地方創生を目指していく。
光合成細菌を使用することは、作物の付加価値を高めるだけでなく、水質問題の原因となる化学肥料や農薬の使用を軽減させ、環境問題の解決にも貢献する。
まずは熊本から九州、そして全国へと光合成細菌の普及に努めていく。